前回、マンション防災対策の目的は次の3点であると書きました。

1)震度6弱以上の地震でもマンション内から死傷者を出さないこと
2)大地震発生直後は人命救助と初期消火ができる体制作り
3)長期の在宅避難ができる備えを行うこと

1)については前回説明しましたので、2)と3)について説明します。

2)と3)についても誰もが当然と思うでしょうが、本当にこのことを意識した
防災対策が検討されているでしょうか。

まず、2)についてですが、大地震発生直後の行動は、自分と家族の身を
守ることが最優先です。そして、火の始末を確認して、ドアを開けて、
非常時持ち出し袋を背負ってどこかに行こうとしていないでしょうか。

人命救助は、部屋の中で家具や家電の転倒・落下によって、ケガをしたり
動けなくなったりした人やエレベータ―に閉じ込められた人を捜索・救助
することです。非常時持ち出し袋を背負ったままで、捜索・救助活動はできません。

そして、初期消火についても、初期であればあるほど簡単に消すことが
できますので、建物内を巡回し火災が発生していないかを確認することが
必要になりますが、このような体制を組んでいるでしょうか。

最後の3)ですが、長期の在宅避難の備えは「自助」で行うとされています。
ですが、3日以上の備蓄をしている人は2割もいないというアンケートもあります、

マンションの全戸が長期の在宅避難ができるようにするためには、防災委員会が
中心になって「自助」の推進をおこなう必要がなります。

目的をもったマンション防災対策を検討してほしいと思います。



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